時代と共に
科学技術は進歩
家庭でも
スマホにパソコンは言わずもがな
ロボット掃除機が
勝手に掃除をしてくれちゃったり
声をかければ
いろいろなものが操作出来て
世界中といつでも簡単につながり
家で仕事が出来る時代
そろそろ車も自動運転だとか
そんな時代に
レコードを聴きに
お店までわざわざ来ませんかって
バカも休み休み言えっちゅうもんで
しかも言うに事欠いて
昔のレコードの音がどうたらこうたらと
真空管がいいだとか
拡がりもないモノラルがいいだのと
時代錯誤も甚だしく
今や
ポチッとなで
好きな曲が好きな時に
どこでだって手に入り
昔の曲も
今なりな綺麗な音で
聴けるわけで
なんで好き好んで
わざわざ昔の音で
キズのあるようなレコードを
へんぴなとこまで
聴きに行かなきゃいけないんだか
しかしこの綺麗な音というやつ
こいつがどうやら
食えないやつ
マスターの劣化が少ない
オリジナル盤のレコードの音
迫力を感じる真空管時代のモノラル盤の音
力強く鳴るヴィンテージスピーカー
取り沙汰されるのはそういった事
だったりしますが
最近
レコードを聴く時間が
圧倒的に増え
素人ながら
オーディオの音についても
考えてあれこれやってみたり
そんなこんなで
フと
もっと根本的な事が
大事だったりするような気が
時代と共に
高音質で
拡がりがあり
繊細な音も
綺麗に聴こえるように
録音機材も録音技術も
目覚ましく向上した
はずですが
どうやらそこが
落とし穴
だったりすると
昔の録音は大ざっぱ
機材も技術も単純で
現代とは大違い
みんなでせーので
ってなもんで
まわりの音もいっしょくた
いわゆる分離が悪く
徐々に分業的に
おのおので
後でまざらないように混ぜる
というよりは配置する
マイクに余計な音をまぜない
だから別撮り
だけでなく
余計な音ははなから入れないよう調整
今のケータイなども
人の声以外は
拾わないように
まわりのノイズはシャットアウト
てな感じで
それぞれの声や音
以外の音をカット
それぞれが綺麗に際立って聴こえ
拡がりの中でも
濁りなくクリアに聴こえる
これが
恐らく
元凶だろうと
そう思えるように
古い録音のほうが
機材も技術も劣り
簡単な事しかせず
わりとまんま
マイクの向上と
技術の進歩で
音の分離良く
クリアに聴こえるように
余分なノイズはカット
このカットされたノイズや混濁
ましてや同じ空間で同時に鳴っていない音
これらにより
空気感を損なうことで
生々しさや迫力まで
損なってしまっているんだなと
たしかに鳴っていたその空間が
そのまま再現される
切り貼りされていない
まんまの空間
それは音なき音
きれいに整っている部屋に
生活感がないようなものでしょうか
そういった意味でも
最近のデジタルリマスターしかり
整い過ぎで
消されてしまった
いらないと思われている部分の
音なき音
つまり空気
空間を表す音
これが時代と共に
機材の進歩と
技術の向上と共に
消し去られているんだと
録音の際に失われているので
これは
技術や機材が進歩していっても
取り戻すことは出来ず
数字で考えている人は
クリアさやノイズといった音
聴く事や聴こえる音に集中してばかりで
感じる事を
忘れがち
なのかも
オリジナル盤のレコードを聴くお店！
ロックンロールレコード
~ お茶の間に間に ~
鳥取県米子市淀江町佐陀834-5
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