ロックンロールレコード~お茶の間に間に~のブログ

ロックンロールのレコードのお話し

朧月夜にロケットパーンチ!

頭が冴える瞬間がある

普段ぼんやりと考えているおもいつきも

ぼんやりとしているだけあって

なかなか要領を得ない

 

ちょっとした思い出せないことなど

いくら考えてもダメな時はダメ

 

こんな時は大抵の場合

トイレに行けば秒殺である

 

狭い空間の静寂は

日頃から気もそぞろな人間でも

余計な五感からの情報を遮断し

集中を促し

頭の中を整理整頓してくれる

 

同じように

夜の静寂も

頭の回転を向上させてくれる

 

学生の頃のテスト勉強は

その場しのぎの一夜漬けで

テストの前日にも関わらず

初めましてな内容ばかりなほど

授業を聴いていませんでしたが

 

夜の静寂は

数ヶ月分を数時間に凝縮して

還元果汁の如しで

数時間前に知ったばかりでも

新鮮さ故の明瞭さで

誰よりも良い点を採ってしまったりも

することもあるのですが

 

一夜のいとまには限りがあり

数教科に対しては

需要と供給のバランスが取れず

取捨選択を強いられるので

 

中間テストの結果を鑑みて

期末テストの際は

どちらかが出来ていれば良しとし

裏腹な赤点とでチャラに

 

結果平均化された通知表と

数日後には自然消去される短期記憶は

後の人生に何ももたらしませんが

 

受験という無駄な勉強のために

無意味かつ不必要に脳を使用することなく

自分の興味のためだけに

有意義に活用できるのですが

 

一夜漬けのリスクは

一瞬の気の緩みで

間違えて乗ってしまった

特急電車のごとく

夜という駅を容赦なしに通過してしまい

手ぶらでテストに挑めば

すべての問題にあてはめるべき公式の

持ち合わせがなく

有り余る時間を

ただただ迂回路を探して

数学にも関わらず現国のごとき

難解な文章を書き連ねたとて

潔く筆を置くに等しい結果となるわけで

 

おぼろなおもいつきも

朧月夜

とはちがい

トイレの中では

煌々と照らし出され

 

目映いばかりの

明確な答えが

神がかって

降りてくるとでも

安っぽく表現したくなるほど

小さなバイキングビッケばりの

おもいつきひらめき

 

マスコミに少々取り上げられても

相変わらずのいとま

SNSにいそしみすぎて

自分とソファとの境界線を

見いだせなくなりそうになりながらも

 

すんでのところで

おもいつきをいたずらに実行に移し

素人の身の丈を逸脱し

 

懲りもせず

レコードに刻み込まれた音を

溝の奥深くまでしゃぶりつくそうと

突拍子のない事を

次々と試すのでした

 

スピーカーには

いろいろな構造のものがありますが

四角い箱が一般的

 

高音は前に出ますが

低音は後ろからあちこちに向かって

放出されるので

箱の中で反響させ

前方に穿った穴などから

発せられるわけですが

 

蓄音機はラッパを使って

細い管を通し

大きく開いた口で

増幅させるのは

楽器のラッパと同様

 

バックロードホーンと言われるものは

一見ただの箱のふりをして

箱の中に長い細道を

つづらおれにして

ラッパ状の穴から出す構造

なんてものなどもあったりして

 

名機的なスピーカーの構造を

考えた時

同じメーカーの

同等のサイズのユニットが使われているのに

箱が異常にばかでかいものがあり

 

違いは何かと考えれば

箱の構造だったりして

 

箱の中で

後ろに向かって出た低音を

背中で反響したあと

両サイドなどから

前に向かって隙間を設けて

低音を鳴らすものがあり

 

その構造を

外付けで再現出来ないかと思い

トイレで考えをまとめ上げ

お向かいのホームセンターで

安い材を物色し

国道を横断するためだけに

軽トラックを借り

てきとうな細工で

とりあえずの試作を

 

出来上がったキャラメルマン1号的な

試作機

と言っても

ただの板っきれですが

 

スピーカーそのものはそのままで

設置位置や距離や角度で

無数にチューニング出来る利便性

 

本来のスピーカーの箱の大きさをそのままに

無限に大きな箱の如く

豊かに響かせられる

とまでは行きませんが

 

とりあえず

ブッ飛ばされる以上の

爆発的な威力に期待をこめて

命名

ロケットパンチ1号


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安っぽい名前や見た目

実際のお値段以上に

音を変化させることが出来る

のですが

 

やはりその選択肢に答えはなく

いかすもころすも

自分の耳だけが頼りという

曖昧さは

 

まだまだ

朧月夜

 

 

上手くいかず

途方にくれて

かへりみすれば

 

エルヴィスの

ブルームーン

 

いやらしいほどに

 

艶っぽく

 

歌いかけてきたのでした

 

 

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