蓄音機で聴くレコードは
SP盤と呼ばれていますが
これは日本だけで
外国では
シェラック盤とか
78回転盤的な
呼び方で
シェラックという素材が呼び名だったり
回転速度だったりするので
LP盤やシングル盤も
レコードとは言わず
その素材から
ヴァイナルと呼ばれていますが
いわゆるビニールで
ロックンロールやブルースも
50年代から60年代の始め頃は
SP盤でも出ていましたが
ややこしいことに
この頃のSP盤は
シェラック盤ではなく
ビニール盤で
ラッパから直接音が出る
蓄音機で聴くものではなく
蓄音機の音を電気を使って
大きな音で聴く
電蓄
というものを使って
聴くもの
LP盤は33回転
シングル盤やEP盤は45回転
ですが
SP盤は78回転なので
一番古いものなのに
一番情報量が多く
音が豊か
時代の進歩は
音質ではなく
便利さが重視され
徐々に
音は細く薄いものに
なっていくのですが
そういう意味でも
電蓄が
レコードの音の生々しい迫力の
ピークだったのかも
先日お店にいらっしゃったお客様が
帰る時に
レコードを寄付したいんだけど
と言われたのですが
基本的にレコードの持ち込みも
お断りしていて
しかしそれが
ロックンロールのSP盤
だと言われたら
黙ってはいられるわけもなく
ビル ヘイリー と 彼のコメッツ
/ ロック アラウンド ザ クロック
日本製 SP盤 78回転 モノラル
こんな貴重なもの
頂いてよろしいんですか？
と
しっかりと
頂きまして
ここで聴ける？
はい！
というわけで
即再生
皆さんと一緒に
舌鼓ならぬ
耳鼓
USオリジナルシングル盤を
持っていますが
そんな音のはるか上をいく
圧倒的な迫力！
さすが78回転
恐るべし
ロックの持つ
暴力的な音を
見事に再現してくれる一枚
ということは
鉄針を使って蓄音機で聴いていた時代の
シェラック盤の音って . .
底なし沼
底なし沼というと
パンを踏んだインゲルの歌が
頭の中で流れるのは
僕だけでしょうか？
基本的には
レコードの持ち込みも寄付も
お断りさせて頂いておりますので
オリジナル盤のレコードを聴くお店！
ロックンロール レコード
~ お茶の間に間に ~
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