新しくレコードで発売されるものの
そのほとんどが
重量盤
になってきているようで
レコード盤の重さは
やはり安定に直結するので
針が溝を正確になぞれば
それだけ音も良くなるのは
当然なので
重量盤だらけになってくるのも
必然っちゃあ必然ですが
そもそも
SP盤が分厚かったのもあり
LP盤も50年代のものは
厚手でした
しかし
SP盤は素材が違い
かたくて割れやすかったのですが
LPやシングル盤は
素材が変わり
SP盤より
柔軟で割れにくくなりました
溝も針も細くなり
針をのせる重さも
ずいぶんと軽くなりました
昔はレコードをすりきれるほど聴いたよ
とよく耳にしますが
SP盤ではないので
LP盤やシングル盤は
すりきれることはまったくありません
そもそもステレオ盤の針の重さで
すりきれる訳もなく
多少の重さのモノラル針でも
すりきれるほどのものではありません
蓄音機でSP盤を鉄針で聴いていた時の話しです
実際
ステレオ盤をモノラル針で聴いても
すりきれることはありません
針の太さは多少気にしたほうがよいですが
普通の人がSP盤用の
3ミル針をつかっているわけもなく
カートリッジが交換出来るものでもなければ
必要な重さすらない
軽い状態の針とアームですので
軽過ぎて
簡単に針飛びすることはあっても
何年もかけっぱなしになっていたとしても
レコードがすりきれることはないでしょう
分厚くて重かったレコードも
ステレオ盤に変わった
70年代以降
どんどんと
薄くて軽いものになっていきます
技術の進歩で
良質な素材が安く手に入るようになり
技術はコストを下げることに使われ
ペラペラのレコードになっていきます
繊細な音も再現できるようになった反面
レコードの厚みと重さが失われていくと
その音も厚みと重さが失われていきました
音質と音の広がりの代償に
音の迫力と生々しさを
失っていくのでした
80年代のレコードは
もはや下敷きなみ
薄さと柔らかさで
団扇代わりになりそうなほど
そんなレコードを
そんな軽い針でなぞっても
重くて厚い音は出るわけもなく
軽くて薄い音で鳴るのでした
/ NEVER MIND THE BOLLOCKS
HERE'S THE SEX PISTOLS
UK オリジナル stereo
パンクのレコードは
ペラペラのレコードの時代のもの
CDで初めて聴いた世代ですが
正直
はじめは
あまりピンとこなかった
もともとの録音が良くなかったのか
音に厚みがなく
CD特有のチャカチャカした音が
聴きざわりが悪かった
その後
デモ音源を聴いて
やっと好きになれた
録音の悪いライヴ盤なども
好きだった
でもこのアルバムの音が
好きになれなかった
オリジナル盤のレコードを聴くようになり
70年代以降のレコードの音には
期待していなかったのですが
パンクはオリジナル盤で聴いたら
どんなだろう
と気になってきました
UK最初期盤は1曲少ない11曲のバージョンで
これは12曲のバージョンのプレスが始まり
どちらでもいけるように
曲のリストがない2番目のバージョン
すぐに次は12曲表記のバージョンになります
初期盤は細かな変更が多いタイトルで
2番目ですが
初期のプレス盤です
このバージョンのジャケットは
1000枚しか作ってないという話しも
イギリスの初期盤で聴くピストルズは
CDとは雲泥の差で
分厚く迫力がある音で
瞬間でこのアルバムが好きになれました
真空管でカッティングしていない
モノラル盤でもなく
レコードの厚みも重さも
ペラペラになっていても
最初期プレスのオリジナル盤で聴くと
セックスピストルズの音も
パンクロックの音も
まるで違うもので
好きだったパンクですが
まるで違うものを聴いてきていたことに
がくぜんとしました
レコードの時代のものは
レコードで聴かなければ
まったく違う音で聴いていることを
思い知らされた一枚
CDで聴くパンクは
ちゃっちいです
本当のパンクロックは
轟音で鳴る
カッコいい
ロックンロールです!
オリジナル盤のレコードを聴くお店!
ロックンロール レコード
~ お茶の間に間に ~
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