ロックンロールレコード~お茶の間に間に~のブログ

ロックンロールのレコードのお話し

レコードジャケットを綺麗にする方法

大事な洋服は

着ないでしまっておけば

傷むことはほとんどないのですが

着ていると汚れてくるので

当然洗濯をするわけですが

 

洋服が傷む原因は

実は洗濯で

汚れを落とすかわりに

生地も傷んでいき

 

でも洗わなければ汚れが蓄積していくわけで

だったら着なければよいのですが

着ない洋服は必要がなく

 

金属も使っているとキズがつき

錆びが出てくるわけですが

錆びを落とすことは

錆びを削り取ることで

 

結局表面を傷つけているので

使い続ける以上

これを繰り返す他ならず

 

掃除とは表面を傷つける作業で

 

汚れだけ落とせるなんて

そんなに都合よくはいくわけもなく

 

ものを大事にしていて

しょっちゅうきれいに掃除をしている人は

本質的には

必要以上にものを傷ませている

張本人

 

レコードも同じで

デジタルリマスターした音源は

オリジナルの音源を劣化させ

きれいに聴こえる分

損なっているわけで

 

古いレコードを

海外オークションで買って

レコード盤を掃除して

汚れに埋もれていた音を

再び聴けるように出来たら

オンボロなジャケットも

なんとかしたくなり

 

ジャケットは紙で出来ていて

アメリカのものは丈夫な厚紙に

印刷した紙が貼られていて

販売時にシュリンクパックされていて

買って聴く際に破り捨てられますが

 

イギリス盤は薄く頼りない紙で出来ていて

フリップバックという折り返しが特徴で

糊代の折り返し部分を

中に隠すのではなく外にみせている仕様

 

さらに特徴として

表側の表面だけ

紙の上にラミネート加工を施しているので

印刷した紙はラミネートの下で

保護されている状態で

 

アメリカ盤は丈夫ですが

扱いは乱暴だったようで

状態の良いものは少なく

 

やたらと持ち主の名前を

大きく油性ペンでところかまわず

書きなぐっているのも

大きな特徴で

 

イギリス盤は貧弱なわりには

状態の良いものも少なからずあるので

大事に扱われていたようで

 

紙が薄いので折れ跡や

保護されていたはずのラミネート

部分的に剥がれて浮いてしまい

変色していたりもし

 

どちらも表面的な汚れは

布や不織布などに

激落ちくんなどの

アルカリ電解水を使って

軽く拭き取りを

 

紙なのでやり過ぎは禁物で

布に汚れを置換する要領で

 

紙が水分を吸いすぎると波打って

乾くと縮むのでさらに波打ちが

 

濡れると表面が溶けてきて

印刷のインクも剥がれるので

やさしくサッと

深追いしない

 

この作業でコツをつかむと

長年のヤニなどによる薄い変色は

ある程度落とせるように

 

アメリカ盤のジャケットの表側も

この方法で軽くやさしく拭くと

インクの表面を汚れごと

薄く削り取るので

インク本来の色が出てくるものの

 

諸刃の刃なので

やり過ぎれば

インクが落ち過ぎてしまい

特にレコードを入れていた

リング状の跡の部分は

色落ちしやすいので注意が必要

 

イギリス盤のラミネート

表面に細かなキズが出来て

そこに汚れが入り込み

曇ってみえているので

研磨剤の入った洗剤を布に着けて

表面を磨く

 

キズが取れればかなり見違えますが

気を付けるのは

折れ目のキズに洗剤が入ると

中で変色したりしますので

 

洗剤は少しずつ

終わったら

丁寧にアルカリ電解水を使って

完全に拭き取りを

 

研磨して艶が出ると

新品のように

 

どちらの国のものも

裏側の紙の部分ですが

アルカリ電解水でも落ちない

濃いシミは

布にキッチンハイターを少しだけ染み込ませ

叩くようにして軽く拭き取りを

 

少しやったら少し様子を見て

時間差でシミが薄まるので

あわてずしかし手短に

 

強い薬品は紙の劣化も大きいので

やり過ぎは禁物

印刷されたインクも簡単に落ちてしまうので

不安な人はやめておくのが無難

 


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写真のジャケットは

裏側が半分くらい

濃いシミで茶色くなっていましたが

今では端っこに名残りがある程度

 

もしこれらを参考に

自分もやってみようかと思われたかたは

まずはどんな結果になっても

自己責任として

裁判所に訴え出ないで

あきらめられるような

どうでもよい人身御供ジャケットで

実験を繰り返してから

本番に挑んで

結果は全て自ら受け入れるように心がけを

 

この作業は大きなリスクを伴いますので

まったくおすすめいたしませんのであしからず

 

フリップバックの端の黒ずみは

消しゴムで根気よくこすれば

たいがいの場合落とすことが

 

すべての作業のあとは

ジャケットは陰干しで

洗剤だけでなく

水分も残さず

あわてて乾かすと

紙は縮んで変形しますので要注意

 

アメリカ人の油性ペンの落書きも

ゆっくり根気よく

サッと手早く

という矛盾したコツを掴むと

目立たなく出来ますので

 

いい塩梅がわかってきたら

大事な一枚のジャケットに

手をつけて見る

その時は

 

大人なので

しっかりと結果を受け止めて

残りの人生を有意義に過ごせるよう

自己責任において

完結してください

 

このくだりはフィクションです

 

と書いておけば

責任はこちらに一切ないと

言い逃れできる

呪文のような

魔法の言葉として

記憶するか

 

でなければ

これを読んだこと

そのものを

今すぐ記憶から消去してください

 

ミッションインポッシブルの

メッセージテープのように

 

 

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