オリジナル盤のレコードは
半世紀以上前のヴィンテージ
といえば聴こえはいいけど
何十年も前の中古のレコード
専門店でしっかりと検品されたものは
相場という
誰かその値段を出してもいいという人が
二人以上いれば成立する
上限金額によって
あとはお店のさじ加減と
他店との競争で成立しているわけで
先日ネットで
最近のオリジナル盤のレコードの
価格高騰は異常だと
専門店で購入している
マニアの人同士のやり取りを
見かけたのですが
その相場は
自分たちがつくっている自覚がないことに
呆れる始末
誰も欲しがらなければ
古くて汚く
聴く際にも支障がある
値段がつくどころか
エコという商売が繁盛しているこの時代では
ゴミとして処理のお金を請求されるしろもの
相場が高く
それにどっぷりと加担している
自覚はありながらも
出来ることならば
一円でも安く購入したい
でなければ
ボンボンとして生をうけたわけでもなく
終身雇用のなか
ゴマをすることに心血を注ぎ
仕事はできないのに出世を果たした
家族の誉でありながらも
娘の眼をちゃんと見られない
家族には話せない後ろめたいことを
棺まで持っていくというような
そんな生き方をしてこなかったので
レコード一枚に
何万円も出したり
オーディオに数百万円もかけたりは
出来もせず
そんな
しょぼくれた庶民は
海外オークションで
みすぼらしいオンボロの
しかも出品者も
あまり詳しい事がわからず
売って何かの足しになればいいや程度の
素性が明らかにされていない
そんな中に埋もれている
掘り出し物の可能性に
一か八かでかけるしか
入手手段はないわけで
ですが
オリジナル盤の素晴らしさに出会った瞬間
手の届かない高嶺の花である現実を
おもい知らされ
特にブルースのオリジナル盤
そもそも数の少なさによる希少価値に
さらに程度の良いものとなると
これまたとんでもなく少ないわけで
海外オークションといえど
出品されている数も少なく
良さげなものはすぐに高値となるので
出会いそのものが
縁であり運
最終的には
盤の状態
つまりは音がどうか
現在の盤の状況とは別に
型による大量生産品であるレコードは
一枚一枚のコンディションが
もともと違い
いくら最初期プレス盤であっても
どんなに盤面がきれいであっても
プレスする際のいろいろな状況で
音にも大きな影響が出てくるわけで
一番最初の型で一番最初にプレスされたものでも
そのひとつの型からプレスされる
数千枚のうちの
初めのうちの一枚なのか
最後のほうの一枚なのかで
音にも違いが
いくら一番最初の型であっても
廃棄直前の際には型の劣化はすすんでいるわけで
でなければもっともっと
同じ型でプレスされるところで
やはり実質的に劣化するから
型も交換しているわけで
しかし
同じ型からプレスされた数千枚のうちの
何枚目かの情報は記されてはいないので
耳だけが頼りとなり
なので盤質とは別に
当たり外れもありますが
普通は
同じものを何枚も買わないので
盤質が良ければ
もちろん音質も良いと思いがちですが
時おり
型の番号とはうらはらに
若いスタンパー番号なのに
今一つなものもあれば
少し後の型なのに
ずば抜けた音で驚かされることも
あったりするのは
プレスのコンディションだったり
同じ型の中でも何枚目のプレスかで
差が出たりしているわけで
音が大事といえども
せっかくそれなりの盤を手に入れたのに
ジャケットがボロボロでは
せつなくなってしまい
ボロボロなジャケットも
なんとかしたくなるのが人情？
ジャケットを生き返らせれば
安く手に入れたものも
それなりのものになります
次回はそんなジャケット再生術のお話しを
写真は
僕のような庶民は通常手に入れられない
マディウォーターズのオリジナル盤で
入手時はけっこうなオンボロでした
オリジナル盤のレコードを聴くお店！
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~ お茶の間に間に ~
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