50年も60年も前の
中古のレコード
レコードの音につかまってしまうと
どんどん深みに
オリジナル盤と言われる
いわゆる発売元の国で
最初にプレスされた
最初期プレス盤
そんなもの
今でも残っているだけでも
すごいことなのに
出来る限り
きれいな状態のもの
ともなると
もはや
すでに
奇跡のレベルな話し
のような
しかも
例えばビートルズは
十代の人気が高かったわけで
当時のイギリスの若い子が
夢中になって聴いていた
ビートルズのレコードが
普通に考えたら
やはり残っているだけでも
奇跡のような
きれいな状態で
音に出るような
キズひとつないものだとか
新品のようなジャケット
付属のポスターやカード
貼られていたシールなんて
論外のようですが
希少であっても
存在しており
遠い小さな島国に
たどり着いた
わずかな貴重品
需要と共に
うなぎのぼりな
高値で取り引きされるわけですが
レコード一枚に
そんなお金をかけれるわけもない
僕のような庶民は
中古専門店の壁に飾られた
超高額になっている名盤のジャケットを
手に取ることもままならず
指をくわえて
その音を妄想するしかないのかと
オリジナル盤最初期盤の
存在を知ったと同時に
ロミオとジュリエットのような
結ばれることのない
悲しい運命なのかと
肩を落として
家路について
いまいちだと気づいてしまっているのに
あいかわらずのCDを聴くか
安く手に入った
わずかなオリジナルのシングル盤を
聴き続けるしかないのかと
しかし高まるレコードへの欲求は
押さえられるほど
薄っぺらくもなく
システムすらよくわからないまま
背中を押されるように
海外オークションに
手を出してしまうも
今ほど
翻訳機能も頼りにはならず
てにをは
すらままならない
文法の向こう側なアウトロー的
言語とは呼べない
怪文書化してしまっている
日本語のようなものでは
余計にわかりにくいので
自力で概要を読み取り
中学高校時代の
英語の授業でも
読んだことのない量の
レコードの専門的な説明などが書かれた
オークション出品者の英文を
ひたすら毎日
ひまさえあればチェックして
幾度の失敗を繰り返しては乗り越えながら
なんとかかんとか
庶民のお小遣い程度でも
手に入れられる
ヴィンテージなレコードたちは
お世辞にも
きれいなものとは呼べるわけもなく
ノイズの海の向こう岸から聴こえる音に
近づくすべを
手に入れるべく
レコードの掃除という
次のミッションに立ち向かうべく
あてのない
荒れ狂う海に
頼りないいかだで
旅立つのであった
のか?
レコードを聴くことは
いかに掃除をするか
ということ
かもしれません
次回
レコードの掃除のお話しという
これだけでひとつの沼が
形成されそうな
お話しです
ちなみに写真はインド盤の最初期モノラル盤です
オリジナル盤のレコードを聴くお店!
ロックンロール レコード
~ お茶の間に間に ~
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