ロックンロールレコード~お茶の間に間に~のブログ

ロックンロールのレコードのお話し

レコードジャケットの修理方法

ずいぶんと数多く

考古資料などを扱うことが

 

遺跡から出土する

土器などの遺物

 

元の形を留めているようなものは

極わずかで

重要な発見かどうかすら

その場ではわからない事のほうが普通

 

その後の整理作業で

土汚れなどを綺麗に洗い落とし

よく乾かした後

破片の一片一片に

発掘場所の情報を記入し

接合作業をして

状態によって

補強や復元を行うことで

重要性に気づくことが出来たり出来なかったり

 

これらの作業は専門的技術を伴いますが

プロの職人さんがやっているわけではなく

日本全国のほとんどが

近所に住む

安い時給のパートのおばちゃんたちが

世間話をしながらやっていて

 

たいがいの場合

教育委員会の学術調査員などの

専門の大学を出た学芸員の人は

まったくといっていいほど

こういった作業は出来る術もなく

 

プロとは職業ですが

専門の技術をもつひとは

プロとは限らないのが現実

 

現場で発掘をしている人は

学芸員ではなく

アルバイトの兄ちゃんやおっさんたちで

その人たちが現場で大型カメラを使って

撮影まで

 

土器の接合や石膏を使って

欠損している部分を復元しているのは

パートのおばちゃんたちで

 

だれひとり

プロでもなければ

専門家でもなく

バイトとパートのひと

 

プロという言葉や

資格という形ではなく

実際の経験が全て

 

なかには

何年やっていても

まるで向いてないひとは必ずいるので

大きな病院のベテランな医者にも

ヤブは当然いるもので

経験がすべてでも

ないということを肝に銘じ

 

海外からオークションで買ったレコード

専門店で高額で買うものとは違い

安いものをみつくろって買うので

ボロボロなものが普通で

 

それでも

オリジナルのモノラル盤であれば

きちんと掃除をしてやれば

再販ものやCDなどでは聴くことのできない

生々しい迫力のある音楽を

楽しむことが出来るものの

多少のノイズはあったりもしますが

 

せっかくレコードが良い状態になったら

出来ればジャケットも

少々みてくれが気になってしまうのが人情

かといってキレイなものは

やはりそれなりのお値段となるので

自分でなんとかするしかなく

 

ある程度表面の汚れを落としたら

つぎは傷みをなおすのですが

掃除も含め

そのものの状態に

手を入れられたくない人も

あまり気がついていないだけで

お店やヤフオクなどで

高額で販売されている

極美盤なんていうものは

表面のクリーニング作業が

当たり前に施されているものが

ほとんど

 

ビートルズのサージェントペパーズの

UKオリジナルの最初期盤の極一部だけは

ワイドスパインと言われ

背の部分の幅が広くつくられている

と専門誌などでも書かれていますが

 

実際は

黄色い文字のPARLOPHONEラベルの盤の

すべてのジャケットがワイドスパイン

 

幅が広いか狭いかは

造りではなく

弱い構造のため

ほとんどがつぶれてしまっているのを

なおしたかどうかの違いで

 

実際に数十枚を手に入れてきましたが

もれなくすべて

幅が広いものがつぶれている状態で

狭く見えるものも

きちんと丁寧に広げてやると

同じ幅で出来ているのが実際

 

 


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なので

傷みが少ないものを

表面を綺麗にして

形を整えて販売されているものばかりですので

あしからず

 

さてまずは

やぶれている箇所をなおす作業で

内側からテープで補修するわけですが

この時に

セロハンテープを使うのは

絶対にNG

数年でとてもたちの悪い状態となり

元のままの方が良かったと

後悔することになるのが必至

 

図書館や博物館でも使う

補修用の紙製のテープがありますので

割高ですがこちらがおすすめ

 

天地の縁が一番傷みが多く

レコードが入っていたため

底が抜けていたり

ひどい時は

完全に二枚に裂けて

開いているものも少なくなく

 

この場合

やはり内側をテープで補修してから

表面の紙がさけている部分を

一旦両側に開いて

糊で丁寧に貼りつけてやれば

欠損が少ないと裂けていたのも

見た目ではわからないくらいに

 

タイトルのある背の部分は

特に細心の注意が必要で

 

インナースリーブという

レコードが入っていた袋も

同様に破れや裂けをテープで補修し

折れシワは爪の背で

擦って伸ばすと効果的

 

より完璧をもとめるなら

アイロンをかけるとキレイに

軽く湿らせた布をあててアイロンをかけると

シワもキレイに

 

擦れて色が落ちた部分を

アクリル絵の具などで

塗るかたもよくいるようですが

腕に覚えがある人ならともかく

たいがいの人が

やらなきゃよかったと

後悔することになると思いますので

おすすめいたしませんし

自分でもそこまでは

気がひけてやりませんのであしからず

 

そもそも

聴いている時も

ジャケットをスミズミまで眺めることもなく

入れ直した新しいビニール袋の中に

日常入れたままですので

ある程度の状態になれば良いかと

 

神経質なかたや完璧主義のかたは

最初から状態の良いものを

ケチらずお店でちゃんと買うのが賢明

 

掃除と補修が終わったら

ジャケットとレコードは

別に保存したほうが良く

 

レコードは紙製のレコード袋に入れた状態で

ジャケットには入れず

専用のビニール袋に

ジャケットと重ねて入れて保管するのが

いいかと

 

ここまでやっておけば

この先の何十年か

気持ちよく

レコードライフを楽しむことが!

 

 

 オリジナル盤のレコードを聴くお店!
   ロックンロール レコード
   ~ お茶の間に間に ~

 

鳥取県米子市淀江町佐陀 834-5

 

 

 

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