雰囲気がいい
なんて聞くと
印象は良いのですが
雰囲気って
実際とは別の話しで
雰囲気だけの話しなので
具体的に何かが優れているとか
特別な何かがあるかとかではなく
あくまで雰囲気
映画は
たくさんの大人が
一生懸命うそを作り上げる世界
ですので
てきとうな仕事は
うそが見透かされて
観ていても入り込めない
具体的にどこがどう
ということでなくても
ちゃちなものは
なんとなく
老若男女問わず
伝わってしまうもので
黒澤明は
撮影前の早い時期から
刀を腰にさげ続けさせ
重心を下げさせたり
建物の焼け跡は
その建物がなんだったか
わからなきゃいけないとか
坂道を作ったら
その坂道での撮影は
皆が歩き回った後の
撮影の終盤にするなど
徹底したうそのつきっぷり
黒澤映画をパクって作ったSF映画が
壮大なストーリーの中の
4番目の話しだったなんて
後付けの都合のいいうそとは
次元が違うわけですが
宮崎駿も
映画のストーリーがどうとかでなく
布団をたたむ所作がおかしいとか
転げ落ちる人の動きがどうといった
徹底したリアリズムによる
徹底したうそをつくわけでして
登場人物達の生活が見えない世界だとか
複雑な建物の構造に伴った行動や場面は
見ている人と違う視点だからこそ
本当のうその世界が作り上げられるわけで
雰囲気が大事だ
と言われると
その人の
薄っぺらさを感じざるを得ず
お客様の入りやすい雰囲気
コーヒーカップへのこだわり
自家焙煎やひきたての香り
過ごしやすい適度な大きさの音量
おしゃれに飾られた小物のインテリア
入りにくさは日常生活との隔離で
空間内では音楽に
どっぷりと浸かりきってもらうため
安っぽいと思いがちな
紙コップのコーヒーは
洗い物の手間を省き
選曲や解説の時間を増やすためで
コーヒーやジュースの味より
聴いている音の違いを感じてもらいたく
おしゃれなわりに
少ししか入らないコーヒーカップの
1.5倍は入る紙コップは
雰囲気のいいコーヒーカップより
紙コップのほうが
コストはかかるというぜいたくだが
雰囲気もへったくれもなく
豆をひく音はうるさく
音楽への集中が途切れるわけで
過ごしやすい適度な音量
ではなく
迫力を感じるのに
適度な爆音で
必要のない
おしゃれ小物やインテリアは
目にうるさく
音楽への集中を欠く
不必要な情報でしかなく
よくもまぁよりにもよって
こんなに雰囲気の良くないお店を
こしらえたもので
雰囲気を度外視するにとどまらず
静寂の妨げとなる
しゃべりすぎる店主は
その時間のわりには
信頼に足らない薄っぺらい情報を鑑みても
無用の長物に他ならないのかも
オリジナル盤のレコードを聴くお店!
ロックンロール レコード
~ お茶の間に間に ~
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