月極駐車場
という歌で
冬は晴れた日が続くからいいな
という歌詞があり
当時
なんで冬なのに
晴れた日が続くんだ？
と合点がいかなかったのですが
冬はずっと
曇ってどんよりとしているものなのに
この人は何を言っているんだろうかと
その後東京に出てびっくりしたのが
冬はずっと晴れた日が続き
しかも
冬の日差しはギラギラときつく
眩し過ぎ
僕が知っている今までの冬が
ずっと薄曇りだったのは
日本海側の山陰だったからで
東京の冬は
空が澄んでいて
そのせいで日差しがきつくてまぶしく
空がきれいなので
多摩地方から富士山が見えるほどで
空が澄んでいると
空気中に日差しを遮るものがなく
光線がきつく
かたい光となるわけで
光にはかたさがあり
写真のライティングでは
明るさや光の向きや角度だけではなく
光のかたさも選ぶのですが
ストロボなどのライトの光は
一点から出る点光源で
かたい光なので
カメラに内蔵されたストロボを使うと
影がくっきりと出て
明るさは足りても
いまいちな写りとなるのは
光のかたさゆえ
物撮りなどのスタジオ撮影では
ストロボにディフューザーなどの幕を張り
光のかたさを調節し
光をやわらかくしたりするわけで
その幕を透過する光は
面光源となり
拡散するので
やわらかい光となり
やわらかい光は
影もやわらかくにじみ
人物なんかはいい感じに
写真を撮るのに
暗いからといってあかりを点けると
かえって影が出来て
いまいちとなるのは
ありがちな失敗で
音にもかたさがあり
音は空気の振動なので
周りのかたさで音のかたさも千変万化
スピーカーやギターなどの弦楽器などが
木の箱なのは
木のやわらかさを加えていて
ラッパなどの管楽器が
金属製なのも
金属音の響きを加えるためで
スピーカーの足元などに
大理石を敷いたりするのは
重さと硬さで振動をカットするためですが
知らず知らずのうちに
かたい音を加えてもいることに
気づいてないかたも少なからずだったりして
今までは
スピーカーの周りの反響音を
ひたすら調整してきたのですが
今度は部屋全体の反響を
調整し始めることとなった次第で
オーディオボードという
反響を調整するグッズが
一枚あたり一万円もしたりな
ぼったくりまがいな商いが
横行していたりするわけですが
表面を複雑な形状化して
音を拡散するため
高度な計算によるかたちとやらも
実際はさほどの意味もなく
要はゴチャゴチャしてればいいだけで
インテリア的デザイン性が優先している
おしゃれインテリアグッズな商いなわけで
そんなものとは一線を画し
一枚600円程度の石膏ボードを
切断して3個こさえまして
一枚あたり200円な
激安オーディオボードとなり
これは音を拡散するのが目的ではなく
あえて音をはね返し
音を回すことで
前で鳴っていた音を
部屋全体で鳴らすという企みでありまして
とは言え
うまく回さないと
ぼんやりした音にしかならず
ボードの位置と微妙な角度で
如何様にも音のかたさも回りかたも変わるもんで
あーでもないこーでもないと
音を鳴らしては
行ったり来たり
トイレに行ったり休憩したりしつつ
あーしてみたりこーしてみたりと
反復運動をひたすらに繰り返し
なんとかかんとか
つかまえた！
と音を捉えることとなり
と偉そうなこと言いつつも
いつでも毎日調整中だったりもするわけですが
目鼻はしっかりはっきりくっきりしてきたわけで
またも大きな変化となって
皆々様方の
心の臓を喰らう怪獣は
またも大きく凶暴となり
今まさに
僕の心の臓は
食べ散らかされております
オリジナル盤のレコードを聴くお店！
ロックンロールレコード
~ お茶の間に間に ~
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